コピーコンストラクタ内で、仮引数に渡したクラスの
privateメンバにアクセスできる理由が今ひとつわかりません。
スコープが解決していれば、呼び出しもととは別のオブジェクトの
privateメンバにでもアクセスできるということで良いのでしょうか？
C++ のアクセス制限は、個々のオブジェクトに対してではなく、クラスに対してかかるものです。
他のオブジェクトであろうと、同じクラスであればアクセス制限はかかりません。
利点としては、型情報だけあれば評価が可能で、オブジェクトの識別情報を
持たなくていいことでしょうか。
# instanceof() のようなデータ/機能が不要。
private な名前は（それが this に関連付けされているか否かにかかわらず）
クラスのメンバ(関数)内であれば使うことができます。
規格書の表現を引用するなら
private: この種別のクラスメンバの名前は、それが宣言されているクラスの、
メンバ、随伴関数、随伴クラスだけが使うことができる。
(JIS X 3014:2003 11) 随伴とは friend の訳語
ということで、
>スコープが解決していれば、呼び出しもととは別のオブジェクトの
>privateメンバにでもアクセスできるということで良いのでしょうか？
そういうことです。
Ban様 どうもありがとうございました。おかげで疑問が解消しました。
tetrapod様 どうもありがとうございました。規格書引用もためになりました。
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