始めましてです。サンジと申します。
いきなりですが質問です。
システムの信頼性の用語でフェールソフトとフェールセーフっていうのが
あると思うのですが、何かこの2つの用語の違いがピンとこないです。
両者ともシステムの1部が故障してもシステム全体が停止しないですよね。
では具体的には何が違うのでしょう。
フェールソフトが障害時に行う対応は
1.処理を予備機に「切り替えて」行う
2.優先度の低い処理を「切り捨てて」運転を継続させる
フェールセーフの対応は
1.障害発生時に障害機を「切り離す」
2.処理内容が常に「安全側に」働くように考慮しながら運転する
デュプレックスシステムとデュアルシステムの違いはわかるかな?
デュプレックスシステムに適用されるのがフェールソフト、
デュアルシステムに適用されるのがフェールセーフなんだよね。
あ、もうレスが。moonさん。感謝です。
>デュプレックスシステムとデュアルシステムの違いはわかるかな?
実は、この違いも同じような意味でわかりません。
調べてみたところ、
デュプレックスシステム:
主系で通常処理。従系は待機もしくはバッチ処理等。
主系が落ちたら従系に切り替わる。
デュアルシステム
2台で同じ処理を行う。そして互いに結果をチェック。
片方が落ちても片方で処理は続けられる。
というところでしょうか。
>フェールソフトが障害時に行う対応は
> 1.処理を予備機に「切り替えて」行う
> 2.優先度の低い処理を「切り捨てて」運転を継続させる
>
>フェールセーフの対応は
> 1.障害発生時に障害機を「切り離す」
> 2.処理内容が常に「安全側に」働くように考慮しながら運転する
↑ですが、
> 1.処理を予備機に「切り替えて」行う
と
> 1.障害発生時に障害機を「切り離す」
は、同意っぽくないでしょうか。
> 2.処理内容が常に「安全側に」働くように考慮しながら運転する
また、安全側に働くというのもピンとこないんですよ。たしかに調べると
見かけたような記述ですね。
moonさんに書いていただいた「」の中をキーとして試験用に覚えてしまったほうが
良いでしょうか。(でもあまりよくないですよね)
そこで、
片方が主処理をやっていないのが、デュプレックスシステムで、フェールソフト。
両方で同じ処理をやるのが、デュアルシステムで、フェールセーフ。
というように考えてみましたがどうでしょうか。
failsafeは「故障した時に安全側に壊れる」ように設計するものです.
(マスコミなんかは完璧に間違えてます.)多くの機械では,これは
停止を意味します.たとえば自動車では,暴走するより停止した
方が安全ですよね.ブレーキが効かなくなるよりはブレーキが
ずっときいたまま走れない方が安全です.非常ベルならならないよりは
鳴りつづけた方が安全だし,スプリンクラーなら水浸しになる方が
安全.こういうふうに,同じ壊れるなら安全な側に壊れるようにする
のがfailsafeです.もちろん,完璧なfailsafeはほとんど不可能ですが,
多くの機械がfailsafeの発想をベースに設計されています.
航空機の場合は少し違って,航空機の場合は停止すると墜落するので
かえって危険です.で,大抵は一部が故障しても飛びつづけられるように
設計していますが,これはfailsafeの本来の意味からは少し外れるように
思います.
関係する単語にフォールトトレラントがあります.多分検索かければ
分かるでしょうが,こっちは「故障した場合に,機能が低下して
でも動きつづける」ような技術です.